資格試験

【応用情報合格】2年目新卒社員がやったこと

令和4年春の応用情報技術者試験に合格しました!(60点で合格なのでぎりぎりですが、、)

応用情報合格に向けてどのような対策をとったかを

・「短期集中で合格するにはどの対策に集中すべきか」

・「試験会場での対応力について」

の2つの観点から、実際の体験談としてご紹介します。

2年目新卒社員の応用情報合格体験記

 

私のプロフィール

2021年に非情報系の大学を卒業後、IT企業にて開発を担当している社会人2年目です。

勉強を開始したのは2022年の1月からなので、新卒1年目の期間に対策を行ったことになります。

応用情報の受験を決めた時点では、中小企業診断士の受験で学習した経営戦略や、多少のシステム関係の知識を持っていました。

そのため、

・情報システムの苦手部分を中心に対策

・マネジメントやストラテジ系の対策は過去問のみ行う

という方針になりました。

受験目的

受験目的は大きく分けて3つです。

目的➀:若いうちにITに関する体系的な学習を行いたい

私の資格試験勉強は、モチベーションが沸く形でかつ、本業に役立つものという考えに則っています。

応用情報技術者試験は、国家資格であり毎年受験者も多い試験です。これに受かるだけの学習を行えば、知識面での不安はなくなるだろうと考えています。

目的➁:ITの知識を対外的に認められる形で残したい

これについては、資格試験という存在意義そのものかと思います。

応用情報技術者試験を保持しているだけで仕事をもらえるようになるわけではありませんが、ある程度難易度の高い情報系の国家資格を保持していることで、その人のスキルを一定程度担保してくれることになります。

目的➂:合格すると会社から報酬金をもらえる

結局これじゃないか、と思われるかもしれませんが、間違いなく合格したらお金がもらえるのは大きかったです。

人によって全く事情が変わってくる部分になると思いますが、モチベーションが沸く要素は一つでも多いに越したことはありません。こうした制度がある方は積極的に活用しましょう。

実際の学習方法

対策期間は2021年11月~2022年4月でしたが、まともに時間を割けたのは

・午前対策:2021年11月

・午後対策:2022年2月

・直前期:2022年4月

の3カ月間だけでした。

特に3月は本来対策に多くの時間を割きたいところですが、仕事との両立もあり、社会人として働きながら受験対策を行う難しさを強く実感しました。

11月の時点では半年近く期間があり、十分対策を積めるだろうと思っていたのですが、結果として分野によっては過去問もほぼ解けずじまいで当日を迎えたもの多かったです。

こうした状況を踏まえると、自分の現在の知識状況と照らし合わせて、どの分野に絞って重点的に対策を行うべきかを見誤らないことが大切です。

私の場合は、テクノロジ系の

・セキュリティ(午前問題で出題数最多、午後問題でも回答必須)

・データベース(午前問題数多め、午後でも選択する予定だった)

・ネットワーク(午前問題多め)

の3分野の対策に80%の時間を使いました。

これらの分野は午前問題の6割超を占めるテクノロジ系の中でも出題数が多く、誰もが重点的に対策すべき分野になります。

分野を選択して解答する、午後の記述問題でもセキュリティに関しては必須です。私の場合は、テクノロジ系に不安があったので、

午後問題に関してセキュリティ以外はマネジメント系とストラテジ系のみにする予定で勉強しました。

結果的に、午後問題ではテクノロジ系のプログラミングを選択して解答しましたが、この割り切った勉強スタイルが一発合格につながったと考えています。

具体的な勉強方法や、使用した参考書の記事もあるのでそちらもご参照ください。

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試験当日、結果

私の試験会場はパシフィコ横浜で、一部屋で200人近くの座席が用意されていました。

しかし、実際に試験を受けに来るのは全体の2/3程度だったなというのが率直な印象です。

それだけ対策が間に合わず、当日受験できないという方が多い試験なのでしょう。

結果は以下の通りでした。(画像は再掲)

対策が間に合わなかったテクノロジ系が、多くの点数を占めるにも関わらず正解率50%とかなり足を引っ張りましたがなんとか合格圏の60点に乗りました。

午後に関しては、セキュリティとプログラミングが概ね解答ができ、経営戦略、マネジメント系も無難に解答できたため62点という結果になったかと思います。プログラミングは、数独問題を作成するアルゴリズムで、なんかできそうな気がしたので選択しました。(結果的に、40分近く時間を使ってしまったので対策してないのに解くべきではありませんでした。)

総じて大コケした分野がなかったのが勝因でしょう。

こんなことを言っていいのか分かりませんが、マネジメント系はほぼほぼ国語の問題です。令和4年春の場合は、3問選択できたのですが、ITの知識に不安がある人は当日この問題を全て選択することをおすすめします。

ただし、稀に深い知識を問われることもあるので諸刃の剣ではあります。

テクノロジ系も、少なくとも1つは対策を行うことでリスクを分散しましょう。

まとめ

応用情報技術者は難易度が高い資格試験ですが、幅広い知識を得ることができます。

私自身、特にテクノロジ系の知識については単語を聞いたことすらないという状況が少なくなりました。

また、資格を得ることで、自信を得られます。IT分野の資格を取りたいという方にはおすすめの資格です。

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